特集『モバイル人間、進化の歴史』

2007年6月22日 (金)

【モバイル】私の携帯サイトベスト10

 さて前回のモバイル人間の特集では、携帯でのGoogleの検索をきっかけにして、モバイルの活用が進んだ話をした。

 今回はさらに話を進めて、その後私が使って大変便利で手放せなくなった携帯サイトの内容をご紹介したいと思う。

 題して『携帯活用サイト私のBest 10』だ。まずはベストテンのご紹介からだ。

第1位
    ★日本経済新聞
第2位
  ★三省堂辞書
第3位
  ★帝国データバンク
第4位
  ★iタウンページ
第5位
  ★駅すぱーと
第6位
  ★大阪市立図書館
第7位
  ★知恵蔵&朝日新聞DB
第8位
  ★アスキーデジタル用語辞典
第9位
  ★MapFan(地図)
第10位
  ★紀伊國屋

Photo_1 ※これらのサイトへは下記の『改革支援サイト(携帯版―私のブックマークコーナー)』から簡単にアクセスできます。(左のバーコードをお使いください)

http://newport.jp/i/

  

以下順番に解説を加えていくことにしよう。まず最初にどういう基準で順位をつけたかである。

 まず第一に利用頻度、次に今まで不可能なことが可能になった点、最後に情報の有用性だ。

 この10個を見てお気づきだろうが大変有名でオーソドックスなものばかりが並んでいる。私も上の基準で自分でランク付けをしていて結果に驚いている。

 しかし、理屈は簡単だ。今まで重くて持ち運び出来なくて使っていなかったり、調べる、大抵は五十音順で細かい文字が並ぶページをくりながら、目標の対象を探す苦労をしていた本ばかりだ。

 それがどうだ。モバイルならばいつでもどこでも瞬時に調べられる。だから面倒くさいということがない。結果としてこれは人生を変えてしまうほど大きなインパクトがある。

 それでは次にそれぞれのサイトの詳しい内容と評価をしてみたい。第1位の日本経済新聞のサイトである。これは、元データは新聞だがメールマガジンが大変充実している。日経の関係する新聞も含めて、テーマ毎にメルマガが送られる。また金額も安く新聞を読むよりも密度が濃いのでお気に入りだ。メルマガで最新情報をチェックし、必要ならば本文を読める。新聞の読み方が変わる。

 次に第2位の三省堂辞書だ。国語辞典だけてなく和英、英和、漢和、故事成語など沢山の辞書がいっきに調べられる。これだけの辞書を持ち歩くことは不可能だし、普通は調べる時間がかかる。しかしモバイルだと瞬時に調べられるので、しらないことを調べる頻度が異常に増えた。いかに自分が物事を知らないか最近痛感する。

 3位の帝国データバンクおよび東京商工リサーチ(TSR)は仕事上、企業情報を調べるのに重宝している。特にメルマガで送られる倒産情報は倒産する企業のドラマが研究できる。また上場していない企業の情報でも詳細までとれるのはありがたい。話している相手の目の前で検索して『ところで専務の吉田さんだけどね。。。』などと会話すると相手は、どうしてしっているのだろう?とびっくりしてしまう。

 第4位のiタウンページは、いわずと知れたNTTの電話帳のネット版だ。冊子の電話帳などほとんど使ったことなどなかったが、このネット版は使い倒している。以前も仕事で大阪市内のマクドナルド全店のリストを作る時は大活躍だった。まず各地域から屋号にマクドナルドが入っている名称を検索。そうすれば住所、電話番号、業種他の情報が出てくる。これが瞬時に出来るから奇跡的だ。ファンタスティック!

 第5位の駅すぱーとと、第9位のMapFan(地図)、第10位の全日空(ANA)は出張の多い私には手放せないアイテムだ。出発点から目的地までの経路の検索はもとより、最適な乗り継ぎ便の検索。飛行機の予約、ホテル予約、先方の地図と初めての場所への出張がこれほど楽になるとは携帯様様だ。何より出先で予定が変更になったときなどは最高に使い勝手がいい。ホテルなどはネット予約だと通常の価格の20〜30%引きのところまである。もうやめられません。

 第6位の大阪市立図書館と紀伊国屋書店、第7位
の知恵蔵&朝日新聞DB、
イミダス、日経情報サーチおよび第8位のアスキーデジタル用語辞典は、私の今までのリサーチのやり方から、記憶の方法、頭の使い方まで情報処理のすべてを変えてしまったといっていい。

 それまでの私のやり方は割りに大型の本屋をよく使っていた。調査テーマが決まればまずは本屋へ直行し関連する本を、かたっぱしから熟読し、その分野の専門知識を身に付けてから、さらに深堀すると言うやり方だ。また情報の記憶は、簡単なメモは別にして、大半は自分の頭の中に叩き込み、あとは本を読むときに赤線を引くので、忘れたときは実際の本を紐解くというやり方だった。

 それが一変したのだ。まず図書館の活用だ。データベースで短時間にかなりの部分まで絞りこむことができるので無駄な本を買う必要がなくなった。それよりもデータベースが簡単に使えるので調べたいときに調べたいものがすぐにわかる。また調べた情報はその場で保存できるので、その量も爆発的に増えた。

 昔なら調べたいと思っても手間やお金がかかるのなら面倒くさくなって調べていなかったものを総て調べるようになった。

さらに電子データで記憶できるので一々必死になって個片の情報を覚える苦痛から解放された。忘れたら忘れたで瞬時に調べられるので、安心して忘れられる。

中でも力強い助っ人が上記のデータベースたちだ。知恵蔵やイミダスでは最新の専門知識を。朝日新聞や日経新聞の記事のデータベースもすごい。いままで図書館の縮刷版と格闘技のように取り組んだ調査時間があっという間だ。ITなどの自分の専門分野の知識もおちゃのこさいさい。

ちょうど百科辞典を何百冊と背中に背負って歩いているのと同じぐらいに心強い。知恵の宝箱といったかんじだ。

 明らかにモバイルによって頭の使い方が変わった。もはやこれらを手放すことは不可能だということと、同時に生き方そのものも根本から変わるだろう。

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2007年6月13日 (水)

【モバイル】グーグルの検索が携帯で簡単に!

 私のモバイル人間としての次の進化はiモードの出現だった。1999年2月、当初私は新しく登場したiモードについても携帯メール同様、多少懐疑的だった。

というのも、公式サイトとして登録されたサービスしか使えないものと思い込んでいたのだ。

 NTTドコモの公式iモードのメニューを見てみたが、インターネットで使える情報と比べると範囲も限られ、しかも月額の使用料金がかかるものがほとんどだった。同じ情報でもインターネットなら無料であり、情報の質量ともに膨大なもので、敢えてiモードを使わなければならない理由はなかった。

 しかし、私のこうした不信感も単なる先入観であり、実はとんでもなく使い勝手のよいものだということが後から分かった。

 きっかけはインターネットの世界では最も一般的な検索エンジン、グーグルがiモードで使えることを知ったからだった。確かIT関係の仕事をしている友人と飲み屋でiモードの話題になったとき、目の前でグーグルの検索を携帯電話で見せてくれた。

Google_2    当時、グーグルはiモードの公式サイトではなかったので、まさか使えるとは思っていなかった。これは正直驚きだった。

 さらに言えば検索して出てきた結果、インターネットの普通のサイトが携帯電話から見られるのだ。ただし当時は携帯を意識して作られたサイトは少なかったので、大きな画像などは壊れて読めなかったが、テキスト文字だけは十分読めた。これは2度の驚きだった。

 「なんだ、iモードというのは基本的にインターネットと変わりはないゃじゃないか!!!!」そうなのだ。決して公式に登録されたサイトだけしか見られないわけではなかったのだ。

これについては、ウィキペディアでは以下のような説明がある。『iモードとは、NTTドコモに所属した松永真理、夏野剛、榎啓一などが生み出した、日本独自の携帯電話を利用したインターネットビジネスモデルである。
 1999年2月のサービス開始と同時にネットバンキング、待ち受け壁紙、着信メロディの配信などの有料サービスが多数立ち上げられた。(中略)
 ウェブの規格に、携帯電話業界の規格であるWAP/HDML/WMLを採用せず、一般的に普及しているHTTPとHTMLを採用したことにより、コンテンツの開発が容易になるとともに、正式なコンテンツプロバイダとして承認されていない企業や個人でも独自にコンテンツを開発・提供することが可能となり、iモードのヒットに大きく寄与した。』

 そうなのだ。この説明にもあるように正式な承認を得ていない、すなわち普通のインターネットのサイトが携帯電話から見られるということだ。

 今は当たり前であるが、このときは画期的なことだった。私はこのときからブックマークの一番上にグーグルを登録して、出先からことあるごとに検索して、色々と調べることが出来るようになった。

 確かに一般のサイトは画像が見られないものが多かったが、その点だけ我慢すれば、これは素晴らしい。

 この私にとって画期的な衝撃を受けた時から、iモードの公式サイトも徹底的に使ってみた。どんなサイトがあるのか?大抵は面倒な登録が必要で、月々の利用料金がかかるものが多かったが、とにかく自分の仕事に使えるサイトはどんなものがあるのか、「漁ってみた」のである。

 そうしたら使えるサイトがあるわあるわ。私はそのとき確信した、コレは使える!!

ノートパソコンのような重いものを持つことなく、通信回線を探す必要もなく、Windowsの立ち上げにタバコをすってじっと待たなくても、いつでもどこでも気軽に携帯で情報が取れる。しかも普通のインターネットのサイトにもアクセスできる。その後私ははまってしまった。どんどんとモバイル人間へと進化のスピードも加速していくのであった。

【グーグル(Google)の携帯サイト】左のQRコードを携帯で読み取ってお使いください。

http://mobile.google.jp      

Google3_2

           

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2007年6月12日 (火)

【モバイル】日本の女子高生が世界のモバイルを変えた!

 今日は特集『モバイル人間、進化の歴史』の第3回目のお話をしたい。今日のテーマは携帯のキーボートの配列と入力速度のお話だ。それも日本の女子高生が世界のモバイル事情を変えてしまったというのだ。

 『えっ、うそだろ!』

その時、実際わたしの目の前で考えられない衝撃を目撃したのは、99年の秋ごろだったように記憶している。
 昨日、少し趣味の話をさせていただいたわたしの父(当時65才)がなんと私に電子メールを生まれて初めて送ってきた。

 それまでキーボードアレルギーの典型だった父。一瞬自分の目を疑ったが、しかし後から振り替えると、それは世の中が大きく変わっている予兆だった。

 実は、この年99年あたりから圧倒的な価格破壊によって携帯電話が一気に社会に普及したのだ。これは端末の買い取り制度により、端末の値段を1円とかにさげても月々の利用料金によって儲かる仕組みができたのがきっかけだった。

 お陰で店頭にはただ同然で携帯電話が売られるようになり爆発的に売れた。

 町ではそれまでポケベルを使っていた女子高生たちが一斉に携帯電話を使いはじめた。電車やバスに乗ると、小さな携帯の画面をみながら、必死に片手で操作する姿が登場した。 今では当たり前になった光景だ。

 これには理由がある。当時携帯で電話すると通話料がベラボーに高かった。メールならただに近い。ポケベルの時も数字をタイプして会話しあっていた彼女達。遊び感覚があって、また料金が安い電子メールは、一気に世の中に広がり定着してしまった。

 当時私はそうした女子高校生たちが電車でメールする姿に嫌悪感をもっていた。やはり、まともなビジネスマンならパソコンでありキーボードだろう。あんな遊び、そのうち流行は廃るだろうと思っていたら、大きく私の予想を裏切ってくれた。その後はご承知のとおり、単なる女子高生の遊びか、一時の流行と思っていたものがいまや世の中の全てを支配してしまった。 

 この決め手は何か?案外盲点だが、携帯のキーボードの配列と入力速度に秘密があった。

 今はそれ以外に使うことの方が多いが、携帯電話はもともと電話機だ。だからダイヤル番号である0と1〜9までの10個の数字のボタンが中心である。

 日本語の場合、50音が基本。ということで、『あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ』を順番にこの10個のボタンに植え付ければいいので極めて単純明確。

 だから、女子高生だろうとキーボードアレルギーのシニアだろうと、誰でも携帯メールは簡単に出来る。

 それでは英語のアルファベットの場合はどうだろう。彼らは大抵パソコンのキーボードになれている。こうした人間に携帯で英語の文章を打てというのは大変な時間のかかる作業だ。イライラと欲求不満もたまる。

 これはもともとQUERTY配列と呼ばれる、タイプライターのキーボード配列からパソコンのキーボードが来たことに由来する。

 19世紀半ばタイプライターを発明したChristopher Sholesは当初、アルファベット順に並べたキーを実験したところ、紙を打つ際に文字を支えるバー同士が接触して動かなくなるケースが多発した。そこで、使用頻度の高い文字をマシンの正反対に置いて接触が減るよう、現在のように文字が並べ替えられたと一般的に伝えられている。(異論を唱える人もいるそうだが。)

 QWERTY配列という名前も、左上にある6文字のキーから命名されたものでその配列に規則性はない。彼らは我々が算数で九九を覚えるのと同じで、子供のころからあの配列を丸暗記し体にたたき込む。下の写真を御覧頂きたい。

【モバイル】携帯キーボードが変えた!

 今アメリカで大変流行している携帯電話の写真だ。アルファベットが細かく配置されているのが不思議な光景だ。それだけ、携帯電話の配列は英語など欧州の言語には不向きだということがここからもみてとれるだろう。彼らは携帯の配列ではなく、やっぱりアルファベットの配列でなければだめなのだ。

 モバイル人間に進化するためには、後はキーボードの入力速度をいかに早くするかがポイントだ。

 これも簡単な論理だ。キーボードの入力は、打ちたい文字がどこにあるか探す時間と、キーを打つ時間が必要だ。日本語の場合、50音で大変探しやすいが英語は探すのが大変だ。

 日本の女子高生は携帯の配列しか知らない場合がほとんどだから、後は慣れの問題だけ。つまり、毎日大量に打っているうちに自然と早く打てるようになる。習うより慣れろである。

 この結果、日本の携帯が世界中のモバイル技術を変えてしまった。今、NTTドコモは、2006年1月時点で世界最大(登録者数45,687,117人)のモバイルユーザーをもつとしてギネスブックに登録された。

 つまり、日本の女子高生が世界を変えてしまったのだ。

 私もモバイル人間としての最初は携帯によるメールの活用からだった。いまではアルファベットのキーボードで打つのとほぼ変わらない速度で打てるようになった。人間変われば変わるものだと自分自身で痛感する。

 固定概念や先入観というものが、画期的な進歩を阻むものだと実感したのだった。

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2007年6月 3日 (日)

【モバイル】モバイル人間、進化の歴史

 さて、先週から突然始まった特集『モバイル人間、進化の歴史』。(書いてるうちに面白くなったので、なりゆきで特集にしてしまったのだが。。。)

 25年前のパソコンから始まり、固定回線の遅い速度の時代、重たいノートパソコンの時代。

 そして携帯電話の登場。携帯メールの活用、iモードの徹底活用、インターネットなど携帯の高度利用とその歴史は続いた。

 今回のこの特集は、私自らがこの25年間(ドッグイヤーなら200年くらいかな?)、どのようにモバイルに苦労し、どのような技術でそれを克服し、どのように進化してきたのかを具体的な体験談を交えて分かりやすくお伝えしたい。

名付けて、〜パソコンから携帯へ。固定からモバイルへ。自伝的技術体験談〜。

 さらに具体的なノウハウ、技術などについては、すぐにでも皆さんにはじめてもらえるように、参照先、連絡先などの情報もどんどんとお伝えしていく方針だ!

 さて、特集は下記のラインアップで組んでいくことにしたい。

 【注意】ただし一つお断わり。このブログの性格上、多くの方々に様々なジャンルの話題を気楽にお伝えしたいので、特集ばかり連続させることはしない。
一週間に一本か二本、不連続でお届けするのでこうご期待!

 特集だけ続けてお読みになりたい方は、表題に【モバイル】とつけてあるので、目印にしていただきたい。それでは是非お楽しみ頂きたい。

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特集『モバイル人間、進化の歴史』
〜パソコンから携帯へ。固定からモバイルへ。自伝的技術体験談〜
(全15回、不連続シリーズ)


【第1回】モバイル人間になろう!(2007年5月31日既報)

【第2回】PCメールを出先から送受信〜メール転送機能
(2007年6月1日既報)

《今後の予定》
【第3回】驚き65才の父が携帯メールを!〜キーボードに慣れる

【第4回】携帯でネット検索が出来る!?〜Googleモバイル

【第5回】携帯活用サイト私のBest 10〜iモードメニュー

【第6回】携帯で中日ドラゴンズを応援〜Yahoo!掲示板

【第7回】パケット代を安くする〜パケホーダイ

【第8回】iモード達人への道

【第9回】メールボックス知的活用術

【第10回】携帯メールを強力にする〜リモートメール

【第11回】コンビニのFAXがプリンタに〜クロネコFAX

【第12回】携帯からインターネットを直接見る〜Jigブラウザ

【第13回】出先から自分のハードディスクが使える〜FTP

【第14回】ネットカフェは最高のオフィス〜PCと携帯の連携

【第15回】終章〜モバイル人間の明日


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2007年6月 1日 (金)

【モバイル】PC メールを出先で送受信

  さて前回から始めた『モバイル人間、進化の歴史』の第2回の今回は、携帯メールの話をしたい。昨日は94〜95年の技術環境の変化についてふれたが、この年もう一つ日本のモバイルにとって大きな事件が起こる。そう、阪神・淡路大震災である。

当時携帯電話は普及してきたとはいえ、全体からみればまだ一部の人間のものだったが、この震災を契機に一気に広がる。これに加えて99年になると携帯の端末買取制度と使用料に応じて収入が増えるインセンティブの導入で、店頭には1円、0円という端末がならび一気に普及。子供でも女子高生でも誰でも持てるようになったのである。

またこの年NTTDoCoMoのiモードサービスが開始される。これによって携帯からアクセスできる情報の量も質も飛躍的に伸びることとなった。

 実は私はというとこの前年の98年ころから携帯でメールを使い始めた。使い始めたきっかけは出張の多い私としては切実な問題からだった。正直言って最初は、女子高生のおもちゃぐらいにしか思っていなかった。なにしろ、アルファベットのキーボードこそビジネスマンのツールであり、電車に乗りながら片手でピッピッなどというのはどうにも邪道にしか思えなかったからだ。

 しかも当時の状況からすればパソコンで使うメールアドレスと携帯で使うアドレスとは異なるものであり、別々の管理で使っていた。つまり、携帯のメールはせいぜい親しい知り合いや家族とだけでしか使わなかった。あくまでメインはパソコンのほうだった。

 ところが、ここで大きな問題が起こった。つまり、事務所に帰りパソコンの前に向かわないと、メールの受送信ができないということだ。この問題は、割りに年配のユーザーの人には今でも当てはまることで、特に出張に出たりすると、2日も3日も返事が返ってこない。場合によっては1週間以上もなしのつぶてという人がいまでも見受けられる。メールは出来るがモバイル人間ではない人種だ。

 当時の私もまさに同じ状況だった。つまり、特別用事もないのに、メールをチェックするためだけにオフィスに戻らねばならなかった。まあ、内勤の方で年中オフィスで仕事をする人はいいが、私の場合長い場合で2〜3週間も出っ放しということがある。

 困った私は次にノートパソコンとモデムを持ち歩くようになった。しかし、これも重量が重いし、どこでも通信環境があるとは限らなかった。特に重いのは辟易した。ただでさえ疲れる出張なのにメールの確認だけのために持ち歩くのは馬鹿らしかった。

 なにかいい方法はないものか?色々と調べた挙句にたどり着いたのが、パソコンに届いたメールを携帯のアドレスに転送する機能だった。つまり今までわざわざオフィスにいって確認していたものが、出先の携帯に転送され、出張先で読むことが出来る様になる。また返信もその場でできるようになる。(この転送機能は今日大手のプロバイダーでは標準的な機能としてついている。また会社の管理するアドレスでは、会社ごとにこの機能をサポートしているところがある。詳しくは各システム担当者にお聞きいただきたい)

 この技術はある意味画期的だった。何しろ毎日メールのために事務所に行くということから開放されたからだ。メールが普及した今日、いかに早く相手に反応するか、つまりクイックリスポンスは相手に対する礼儀でもある。その意味で、これは大変便利な機能だった。

 もうひとつ大きな変化は、携帯のキーボードでの入力が格段に速くなったことだ。なにしろ携帯メールを仕事で使うということになって、アルファベットのキーボードと同様の速度まで速めないと能率が悪い。そこで必死になってトレーニングをつんだわけだ。最初は女子高生のおもちゃと思っていたものが慣れてくると、かなりのスピードでうてるようになった。いやはや、これでどんとんとモバイル人間への進化は進んだ。この携帯の入力が苦にならなくなったというひとつのスキルのお陰で、次にもう一つ上のレベルへと飛躍することが出来た。

 次の進化の段階は、iモードの徹底活用だ。この話も面白いドラマがたくさん待っていた。これについてはまた後日詳しくお話しよう。

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2007年5月31日 (木)

【モバイル】モバイル人間になろう!

 最近、モバイルとかユビキタス社会という言葉を毎日のように耳にする。携帯電話やノートパソコンをネットワークで結び世界中どこからでも高速大容量のネットワークサービスやコミュニケーションを実現しようというものだ。


フリー百科事典ウィキペディアによると、モバイル (mobile) は、可動性・移動性のという意味。従来は固定して使用した機器だが、技術の進歩により小型化され、人が携帯しながら使用できるような電子機器(携帯電話・PHSや携帯情報端末 (PDA) 、ノートパソコン等)をモバイル端末いう。

 1980年代後半NECが業務用無線機のカタログに「NECモバイルオフィス」と言う表記を使ったことから関係者に知られるようになった。

 またユビキタス社会とは「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」がコンピューターネットワークを初めにしたネットワークにつながることにより、様々なサービスが提供され、人々の生活をより豊かにする社会である、とある。

 私自身のモバイル生活はもう古い。最初は25年前大学の授業でパソコンを使かったのが始まりだった。それから5年ほどした20年前、アメリカ留学当時、300bpsというカプラーを電話に繋いで各地からレポートを送った。恐ろしく遅かった。今と比べるとウサギとカメどころか、シャクトリムシとジェット機ぐらいの差だ。

やかで1、2年もすると携帯用のモデムが発売された。画期的だった。2400bpsMNP、はじめて文字化け防止のエラーチェック機能がつき、大事な経理データも出先から送れるようになった。

 やがてモデムの速度は9600、19200と倍ばいに加速。電話回線も高速化し、出先でも便利になったが、難点はまだ固定の電話回線が必要だった。このころ、よく公衆電話にモジュラージャックがついたものを見かけるようになった。

 大きくモバイル環境が変わりだしたのは、94〜95年前後からだろう。なんといってもインターネットの一般への活用が始まりだし、パソコンもWindows95の普及からOSの標準化が進んだ。

 そして何より携帯電話の普及の急拡大である。それまでは重く、大きく、値段も高くだったのが、技術のブレイクスルーで一般のビジネスマンが普通に仕事で使えるようになった。

 この頃のことを振り替えると懐かしい。94年夏。ある地方の得意先に2週間程出張に行ったときのことだ。当時買ったばかりのノートパソコンと携帯電話と
そして通信用のケーブルをカバンにいれて出向いた。

 もう少し精確に表現するなら、新しいまだ誰も持ってないおもちゃを買ってもらった子供が、最高に浮き浮きと誇らしげに胸を張って行進するとでも言ったほうがいいだろう。

 その時Directorというソフトを使ってデザイン関係の仕事のプロデューサーをしていた。そのため、事務所でなく一人で集中して仕事が出来る環境が欲しかった。

 その時ちょうど頃合いの静かな喫茶店を見つけた。ボックス席になっていて、周囲とは隔離されている。何時間いても怒られない。そしてこれは一番大事なことだが、電源が取れるコンセントがあること。

 とにかくここは気に入った。得意先の事務所にも歩いてすぐ行けるし、喉が乾けばすぐに頼める。周囲を気にせず集中できる。すぐさま、この空間は私の移動事務所、サテライトオフィスに変わったのだ。

 ノートパソコンを広げ、あれやこれやとケーブルやアダプタなど机一杯に広げ、自分だけの空間をつくりあげた。そしていつでも携帯で電話も出来るし、出来上がった作品は携帯を使って、サーバーにFTP(データ送信)できたし、最新情報もWEBから取れ、メールも好きなときにやりとり出来た。

 それまで、それだけの仕事をこなすには、環境が整ったオフィス、「事務所」でしか出来ないと思い込んでいた。しかしその固定観念が根底から覆されたのは次の瞬間だった。

 2、3時間集中してノートパソコンに向かい作品づくりに集中した。その後電話でスタッフを呼び、パソコンを前に打ち合せに没頭していたときだ。

 突然、携帯電話のベルがなった。相手は遠く離れた別の得意先からの講演の依頼だった。実は長期の出張だったので大阪の事務所の電話を携帯電話に転送しておいたのだ。本来なら大阪の事務所でしか取れない電話。相手も当然私が大阪にいるものとして話しているのがよく分かった。


仕事の内容を注意深く聞いて受話器をきり、ふと我に帰った時だった。今まで経験したことのない異様な感じに包まれた。

 『あれっ、俺はいまどこでなにやってんだろう。おかしい。ここは明らかに大阪じゃないし、オフィスでもない。喫茶店だ。それも遠くはなれた地方の。何故喫茶店にいて、仕事に没頭でき、会議も出来、ましてや遠くの得意先からの仕事の依頼が聞けるのだろう???』

集中し没頭していたせいか自分があたかもいつもの、大阪にある自分自身のオフィスで仕事をしている感覚だったのだろう。それが気が付けば、あろうことか出張先のそれも喫茶店なのだ。タイムスリップでもした気分だった。

 この時のことが、私のモバイル人間としての出発点であり、現体験となった。(現体験とは何かを行なうきっかけや動機となった自らの強く深い経験のこと)
 あれから、実に12年たった。一般には10年ひと昔といわれるが、ITの世界ではドッグイヤーと呼ばれ、普通の一年が7〜8倍に相当すると言われる。これは犬の1年は人間の7〜8年分に相当することからきた言葉だ。だとすれば、100年近く経った計算になる。

 いまでは私のモバイル人間も大きく進化した。まさに携帯電話による仕事変革に他ならない。

 今日からしばらく、このブログでその後の私の『モバイル人間、進化の歴史』を特集してみることにしよう。この特集は、タイトルに【モバイル】と表記し、不連続シリーズとしてお送りする。

 すぐに役立つ情報もバンバン入れていくので請うご期待!!!

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