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2007年5月28日 (月)

【趣味】ハマった料理〜おかゆ

 お粥との思い出は深い。子供の頃、風邪を引いたときや胃をこわした時、母親にお粥を作ってもらった思い出は誰しもあるだろう。
それから長い間、お粥といえば病人の食べるものと思い込んでいた。

しかし、この既成概念を打ち破ってくれたのは、ボストンで食べた一杯の中華粥だった。今から20年ほど前のことだ。当時向こうに留学していた日本人の友人たちに、おいしい店があるからと連れていかれたのは、中華風の屋台村のような、決してお世辞にもお洒落とは呼べない庶民的な所だった。

最近、よくスーパーの食堂街で見かけるタイプで周囲に色々な店が何件もあり、真ん中にテーブルがたくさんあってセルフで食べる感じの気楽な場所だ。

デーブルで一人待っていた私のもとに、友人達が何種類かのお薦めの中華料理を運んできてくれた。

『ここの中華がゆは絶品だよ。他ではまず食べられないな。』こう話した彼はMITのビジネススクールに留学していて、旧財閥の家系で育ち、生まれてこの方、世の中の美味いものを全て食い尽くしてきたほどの男だった。

肝心の中華粥なのだが、見た目は少し灰褐色で日本の白粥とは違う。その上にピータンがトッピングしてあるだけの極めてシンプルなものだ。食器も学校給食で出てくるような使い捨ての小さなボールみたいなものだった。

この庶民的な場末の店でここまで彼を唸らせる程の料理があるのかと半信半疑だったが、ゆっくりとスプーンを取って食べてみた。

生まれて初めて中華がゆを口にした私は、世の中にこんなうまい料理があるのかと最高に幸せになれた。

テレビのぐるめレポーターのように表現力のない私ゆえに、ここでは味について語るのはやめよう。というかほんとうに美味いものは食べてみないとわかりゃしない。ことばにすると陳腐におもえたりする。

とにかく、本当に幸せになれた一瞬だったとだけいっておこう。その時、お粥とは最高の料理だと強烈に記憶に焼き付いた。

この時のことは、若き日の青春の思い出として、しばらく記憶の片隅においやられていたが、最近、妻がお粥を作ってくれたのがきっかけで私もお粥を研究しはじめた。

水と米の分量や出汁の取り方、あわせる具の種類、煮方炊き方などなど。白がゆでも奥が深い。最近、若い女性を中心にダイエット食として人気が高いのも理解できる。少し高級なスーパーへいくと、色々なバリエーションのお粥がレトルトパックされて売られるようにもなった。驚くのはその種類の多いこと、多いこと。

今はまっている私の研究テーマはもうお分りだろう。若き日にボストンで食べた、あの中華がゆを自分の手で再現すること。なんとかもう一度食べたい、自分の手で作りたい。

追い求める理想が高いと人生おもしろいかもしれない。

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