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2007年6月12日 (火)

【モバイル】日本の女子高生が世界のモバイルを変えた!

 今日は特集『モバイル人間、進化の歴史』の第3回目のお話をしたい。今日のテーマは携帯のキーボートの配列と入力速度のお話だ。それも日本の女子高生が世界のモバイル事情を変えてしまったというのだ。

 『えっ、うそだろ!』

その時、実際わたしの目の前で考えられない衝撃を目撃したのは、99年の秋ごろだったように記憶している。
 昨日、少し趣味の話をさせていただいたわたしの父(当時65才)がなんと私に電子メールを生まれて初めて送ってきた。

 それまでキーボードアレルギーの典型だった父。一瞬自分の目を疑ったが、しかし後から振り替えると、それは世の中が大きく変わっている予兆だった。

 実は、この年99年あたりから圧倒的な価格破壊によって携帯電話が一気に社会に普及したのだ。これは端末の買い取り制度により、端末の値段を1円とかにさげても月々の利用料金によって儲かる仕組みができたのがきっかけだった。

 お陰で店頭にはただ同然で携帯電話が売られるようになり爆発的に売れた。

 町ではそれまでポケベルを使っていた女子高生たちが一斉に携帯電話を使いはじめた。電車やバスに乗ると、小さな携帯の画面をみながら、必死に片手で操作する姿が登場した。 今では当たり前になった光景だ。

 これには理由がある。当時携帯で電話すると通話料がベラボーに高かった。メールならただに近い。ポケベルの時も数字をタイプして会話しあっていた彼女達。遊び感覚があって、また料金が安い電子メールは、一気に世の中に広がり定着してしまった。

 当時私はそうした女子高校生たちが電車でメールする姿に嫌悪感をもっていた。やはり、まともなビジネスマンならパソコンでありキーボードだろう。あんな遊び、そのうち流行は廃るだろうと思っていたら、大きく私の予想を裏切ってくれた。その後はご承知のとおり、単なる女子高生の遊びか、一時の流行と思っていたものがいまや世の中の全てを支配してしまった。 

 この決め手は何か?案外盲点だが、携帯のキーボードの配列と入力速度に秘密があった。

 今はそれ以外に使うことの方が多いが、携帯電話はもともと電話機だ。だからダイヤル番号である0と1〜9までの10個の数字のボタンが中心である。

 日本語の場合、50音が基本。ということで、『あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ』を順番にこの10個のボタンに植え付ければいいので極めて単純明確。

 だから、女子高生だろうとキーボードアレルギーのシニアだろうと、誰でも携帯メールは簡単に出来る。

 それでは英語のアルファベットの場合はどうだろう。彼らは大抵パソコンのキーボードになれている。こうした人間に携帯で英語の文章を打てというのは大変な時間のかかる作業だ。イライラと欲求不満もたまる。

 これはもともとQUERTY配列と呼ばれる、タイプライターのキーボード配列からパソコンのキーボードが来たことに由来する。

 19世紀半ばタイプライターを発明したChristopher Sholesは当初、アルファベット順に並べたキーを実験したところ、紙を打つ際に文字を支えるバー同士が接触して動かなくなるケースが多発した。そこで、使用頻度の高い文字をマシンの正反対に置いて接触が減るよう、現在のように文字が並べ替えられたと一般的に伝えられている。(異論を唱える人もいるそうだが。)

 QWERTY配列という名前も、左上にある6文字のキーから命名されたものでその配列に規則性はない。彼らは我々が算数で九九を覚えるのと同じで、子供のころからあの配列を丸暗記し体にたたき込む。下の写真を御覧頂きたい。

【モバイル】携帯キーボードが変えた!

 今アメリカで大変流行している携帯電話の写真だ。アルファベットが細かく配置されているのが不思議な光景だ。それだけ、携帯電話の配列は英語など欧州の言語には不向きだということがここからもみてとれるだろう。彼らは携帯の配列ではなく、やっぱりアルファベットの配列でなければだめなのだ。

 モバイル人間に進化するためには、後はキーボードの入力速度をいかに早くするかがポイントだ。

 これも簡単な論理だ。キーボードの入力は、打ちたい文字がどこにあるか探す時間と、キーを打つ時間が必要だ。日本語の場合、50音で大変探しやすいが英語は探すのが大変だ。

 日本の女子高生は携帯の配列しか知らない場合がほとんどだから、後は慣れの問題だけ。つまり、毎日大量に打っているうちに自然と早く打てるようになる。習うより慣れろである。

 この結果、日本の携帯が世界中のモバイル技術を変えてしまった。今、NTTドコモは、2006年1月時点で世界最大(登録者数45,687,117人)のモバイルユーザーをもつとしてギネスブックに登録された。

 つまり、日本の女子高生が世界を変えてしまったのだ。

 私もモバイル人間としての最初は携帯によるメールの活用からだった。いまではアルファベットのキーボードで打つのとほぼ変わらない速度で打てるようになった。人間変われば変わるものだと自分自身で痛感する。

 固定概念や先入観というものが、画期的な進歩を阻むものだと実感したのだった。

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コメント

「使用頻度の高い文字をマシンの正反対に置いて接触が減るよう、現在のように文字が並べ替えられた」というのは、事実に反しているように思われます。英語の連続する2字で最も使用頻度が高いのは「th」ですが、この2字はQWERTY配列では近接して配置されています。その次が「er」+「re」ですが、この2字も隣り合っています。詳しくは私のページの『QWERTY配列に対する誤解』や『Dvorak配列の宣伝映画』をごらん下さい。

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