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2007年7月17日 (火)

【断酒】私が酒をやめた三つの理由

 さて皆さん、緊急記者会見で私が断酒宣言をしたブログ(7月9日、7月10日付け掲載記事参照)読んでいただけましたか?  ちょっと趣向を凝らして記者会見風にまとめてみましたがどうだったでしょうね。  しばらく、この断酒にまつわるお話をシリーズで続けようかと思っていますのでよろしくお願い致します。

 先のブログ上での、緊急会見で私の今回の断酒についての大まかな所はお話しました。  ところが一つ掘り下げてお話していないテーマがあります。

  それは、『お酒を止める前は随分考えた』と書いたんですが、何をどのように、どの程度考えたのかということについて深くお話しておりませんでした。今日は特にこの点についてお話しましょう。

  皆さんもご想像ください。私の家はだいだい酒飲みの家系です。特に父方のほうは大変な大酒のみが多く私だけにとどまらず、おじさん、おばさん、親戚一同がよく飲む人ばかりです。ですからDNAの影響は怖いもので、私も気づけば同じ範疇にいたわけです。

 本格的に飲み始めたのは大学に入ってからです(当然ですが)。以来20年以上飲んできたわけですから、簡単にやめられるわけがありません。以前にも何度か医者から注意されて、断酒しようと思って始めましたが、正直長続きはしませんでした。人間というものはホトホト意志の弱いものです。

  それが今回は違います。以前のようなことがないように、とりあえずきちんとやめられる目処が立つまでは皆さんにお話しませんでした。それから、誰かから止めろといわれてやめるのではなく、自分自身の意思でやめるとはっきりと得心してから、断酒をはじめました。それで、ちょうど2ヶ月です。

  その決心に至るまで色々と考えました。そして大きく3つの理由で決断しようと心に決めました。それは以下の3つです。

  (1)自らの健康を考えて
  (2)家族の心配を考えて
  (3)新たな人生の生き方を考えて

以下それぞれどんなことを考えたかお話しましょう。

(1)自らの健康を考えて

  これは先にお話したように、糖尿の影響で嘔吐がひどくなったわけです。それまでに体重を減らし食事に気をつけかなり気にはしていましたが、いよいよ最後の切り札が断酒ということになりました。糖尿の治療のご経験がある方はご存知でしょう。食事の制限は一日1400〜1600Kcalと大変厳しいものです。正直大変おなかが減ります。

  私の場合、食事だけを考えた場合、大体この範疇で収まっていました。勿論時には温泉にいったりしてご馳走も食べましたが、それは前後の食事でコントロールしていました。   問題はお酒に絞られていたわけです。お酒そのもののカロリーが大きく影響していたのでしょう。

  ビール(350ml) 140kcal 、ウイスキー水割り 160kcal、 日本酒(1合) 210kcal、 ワイン(100ml) 75kcal、 (数値は目安です)と一般に言われます。

  ちなみにご飯一杯が80Kcalで栄養学では1単位といって基準になります。ウィスキーが特に好きだった私の場合、1杯飲むだけでご飯2杯分です。当然何杯も飲むわけですから、まあ、正直これだけで一日分の食事のカロリー数などすぐにオーバーしてしまいます。さらに、酒飲みの人は分かるでしょうが、必ずおつまみを一緒に食べます。これがまたカロリーの多いもののオンパレードですよね。

  植木等さんじゃありませんが、「これじゃ体にいいわけないよ。」なわけですよ。自分で言っていておかしなものですが、頭で分かっていてもやめられませんね。今じゃ寛仁親王殿下がみずからアルコール依存症だと勇気を持って公式にされました。一昔前なら皇室の方がアルコール依存などというのははばかられましたが、今は時代が変わったのでしょうね。

  話がずれてしまいましたが、そいうことで、私も糖尿のことを考えるとまずは食事制限でカロリーコントロールが必要で、それにはお酒をやめるというのが一番の方法でした。


(2)家族の心配を考えて

  私は元来わがままでわが道を行く、そういう人でした。裏を返せば滅多なことで他人の言うことを聞かないという短所があります。いい意味で言えば自信を持って信念を貫くということになるのでしょうが、仕事と違って、体のことになると自分だけのことではありません。当然家族が色々と心配します。

 そんなことは百も承知の上で、それでもめちゃくちゃやっていたわけです。(おはずかしいことですが)。ただ今回ばかりは妻の一言が効きました。

  「あなたね、このままの状態だと大好きなお仕事で穴でもあけて、お客様にご迷惑をおかけして、二度と仕事の依頼が来なくなるわよ。そうしたら今まで苦労したことは一切無駄になるのよ。それでもいいの。」と。

  正直この言葉には参りましたね。いつもは自分の都合ばかり押し付けたりする発言でしたが今回の言い方は違いました。確かに私自身にとって一番痛いところをつかれました。妻の言うとおり今まで何をやっていたのかわからなくなってしまう。そして自分の志を貫こうにも足元から土台が壊れてしまう、その通りなのです。

  妻にとっては何気ない一言でしたでしょう。しかし、この一言は断酒の決断を深めさせました。ですから、妻のその一言でまあ、自分なりに気づいた。そして考えた。その一言がいい触媒になったということです。

  勿論、酒をやめたと言ったときの家族の反応は複雑でしたね。「あーーーー、よかった」という反面、「本当に長続きするんだろうか?」という疑いと疑問の目とでもいいましょうか???まあ、今まで散々勝手をやってきた「前科もの」(笑い)の発言なんでしょうがありませんが。。。。しかし、2ヶ月たって今は家族も穏やかですので、よかったのではないかとお思いますが。

(3)新たな人生の生き方を考えて

  実は私が断酒を決断する数ヶ月前でした。私の10年来の親友が断酒を宣言しました。彼は私以上に酒豪でした。彼の親父さんは大阪でも有名な大きな企業を経営していて、彼はそこの副社長として経営者の修行をしている立場の人間です。彼は仕事上の接待などで、よくミナミなどの高級なクラブなどに常連として行っていました。とにかくよく飲みました。

  そんな彼が突然酒をやめたといいだしまた。ただし、お酒の席には必ずウーロン茶で一緒に付き合います。なぜやめたのか私も理由を聞いたのですが、はっきりとしません。余程心に期するものがあったのでしょう。

  正直私は意外でした。世の中でもっとも断酒というものから遠い存在だと思っていた彼が。。。。。。。。

   このことも大いに考えさせられたことでした。そしてこうも考えました。「私より若く、また酒も強く、しかも立場上いくらでも飲めるだけのお金がある彼のようなエグゼクティブが酒をすっぱり断つのだ。ひょっとすると断酒も悪くないな」とね。彼のこの行動は私に勇気をくれましたし、背中を後押ししてくれました。

  彼の偉いのは、単にお酒の量を減らすとかいうのでなく、きっぱりとやめてしまったこと。そして公の前でそれを宣言していること。そして最後はお酒をやめても付き合いは今までどおり続けていることです。

  彼のこの行動で、正直私は色々と考えさせられました。 実は私も今年でこの仕事を始めて20年になります。人間の人生でも20年で成人式、40年で初老(厄年)、60年で還暦として20年というのは大きな節目です。25歳でこの仕事をはじめて今年で45歳(誕生日は12月28日です)。ちょうど丸20年です。

  この際、自分自身もう一度原点に立ち帰って足元を見直し、今までの人生をリセットし、新しく生まれ変わって再出発したいと思っていた矢先でした。

  私の仕事である「改革請負人」という仕事は、単なる経営コンサルタントと違い、人を動かし、組織を動かし、社会を動かすという結果を求められます。

  ですから単に最新の理論や知識を知っているだけでなく、自らの体を張って立ち向かい現実の壁を動かしていくだけの、人間の器、人格、つまり徳を磨かねばと常から思っていました。この修行は命ある限り一生続くものだと思っています。

  それまで私も立場上、クライアントや研修生などに対して「意識を変え、行動を変え、習慣を変える。そして人生を変える。」などと言ってきました。

  偉そうに他人に言う以上私自身がまず身をもって手本を示すのが礼儀です。単に、頭の中で出直そうと言うだけでなく、形としての目で見えることで大きく変えよう。そのために断酒は大変意義あることだと考えました。

  勿論誘惑もあるし、今までの慣習もある。他人にどう説明しようか。夜ぐっすり寝られるか?などなど障害もありましたが、とりあえずやってみよう。そして始めたのが2ヶ月前でした。

  今はそれが大正解だったと思っています。人が生き方を変える、新しく生まれ変わるなどといっても簡単にできるものではありません。形から入るというのもいいことでしょう。今はそう思っています。  

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