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2007年6月3日 - 2007年6月9日

2007年6月 8日 (金)

【健康】ダイエット!お肉は食べない

 体重80Kgの壁は厚かった。何度も切ろうとするが毎回リバウンドに邪魔されたのだった。何としても突破したいと思っていた矢先ある事件が起きた。

 2002年の10月、39歳のときだった。リバウンドがきつく、85Kgぐらいまで戻っていたときだ。

 突然声がでなくなったのだ。いくら病院にいっても埒があかない。何が原因かつかめない。私のような仕事をしていると声が出ないのは死活問題だ。

 空気清浄器や浄水機、一通り試したが、本格的に体質改善をするしか手はないと思いはじめた時だ。この本に出会ったのは。

 タイトルは『シーフードベジタリアン』。新聞の広告で見付け直ぐ様入手した。

【健康】ダイエット!お肉は食べない

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『シーフードベジタリアン』(安岡 博之/著、英治出版、2002.8)

南赤坂クリニック院長安岡博之氏が12年の臨床実績に基づいて確立した魚介類と野菜中心の食生活のこと。

具体的には、
・魚介類…魚類・貝類・海藻類
・野菜類…野菜、果物、穀類、イモ類、豆類、キノコ類
を積極的に摂るようにし、肉類、卵類、乳製品は避ける。

 本書の内容としては
●外食中心の食生活でも「血液サラサラ」になれる
●日本人の「和食用の大腸」に肉食は合わない!?
●生活習慣病にかかるのは人間と家畜だけ!
●「カルシウム補給=乳製品摂取」は安易過ぎる!?
●「魔法のフィッシュオイル」が身体と脳をシャープにする。  など

 特にビジネスパーソン向けの、接待などの食事法、ダイエット、健康法が中心。体に気を遣いたいけど、無理な節制はいやだ!という人にはオススメ。

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とにかく痛快な内容だ。魚介類が食べれれば外食は恐くない。糖尿病のカロリー計算は難しいから初めから肉を食べなければ計算はいらない。乳製品は子供には必要でも大人には要らない。魚にはEPA、DHA入っているから頭がよくなる。居酒屋メニューは魚料理が多くて健康的。などなど。

 とにかく、こちとら生活がかかっている。必死でやってみた。妻もダイエットにいいと付き合ってくれたのには大いに感謝している。

やってみるとそれほど難しくはなかった。ただメニューのバリエーションカが限られてくるのが大変だった。

 ただしこの方法はある程度長期間続けることで体質も根本から変わるものだ。私も約3年弱、全く肉は食べなかった。その後、さすがにもう食べてもよかろうと思い食べてみたが、前ほど美味しくない。体質的に受け付けなくなったのだ。

しかし、このシーフードベジタリアンのお陰で体重は一気に減って72Kg!勿論体質も変わり、お肉自体食べなくなったのと、なによりそれ以後、声はいたって順調なことがなによりうれしい。

 やる前は肉好きの私としてはそんなことできるかと正直思っていた。しかし断食の時と同様に、神社の神官が精神力を鍛える修業の為、四つ足(豚、牛など)の肉は食べないと聞いたことで、さらにモチベーションが上がったことも大きかった。

 最後におまけ。というか、本当はこれが一番うれしかったが。

 BMIという指標をご存じだろうか?人間の肥満度をはかる指標だ。

計算式は
BMI=体重Kg/(身長m×身長m)
である。

BMI25以上で肥満。22以下だと標準と言われる。私は見事、体重72Kg、身長1.75mにまで痩せたので、実にBMIは23.5となり、ついに肥満ではなくなったのだ。

やったぞー、デブじゃないぞ。

おもわず心の中で大声で叫んだのだった!しかし同時に次の目標も見つかった。そう、BMIが22以下にするには、体重67Kg以下にしなくてはならない。ちょうど高校卒業時の体重だ。

もし、この目標をクリアしたなら、またこのブログで是非とも紹介することにしよう。こうご期待!!

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2007年6月 7日 (木)

【健康】10 日間の断食で変わった

あれはまだ私が独身だった31才前後で、体重92Kg〜93Kgぐらいの時だったと思う。それまで一度、三日間ほどのプチ断食はやったことがあった。しかし今回は本格的な断食に挑戦した。

 くれぐれも断っておくが、最近ダイエットばやりで案外気楽な気持ちで、断食をやる人が多いが、やり方を間違えると体に重大な危険がともなったり、また回復食といって断食あけの食事の取り方を間違えるとリバウンドが激しい。

従って専門家の指導のもとに行なうのが安全ということだけ最初に申し上げておきたい。幸い最近は断食道場がいたるところにあるし、専門のドクターが書いた情報も豊富にあるので参考にされたい!

 これさえ守れば断食は悪いことではない。ウィキペディアにはこうある。

 『断食は多くの現代病に効果があると考えられる。その理由は、人間の体は、消化吸収することがない状態に入ると、自然に体にたまった毒素を排泄する作用があるためである。現代病、いわゆる生活習慣病のほとんどが、体にたまった毒素の影響によるので、その毒素が断食により排泄されるからだ。』と。

さて私が何故断食をやろうと思い立ったかと言えば理由は二点あった。

一つ目はもちろん痩せること。医者に折り紙つきのメタボで10年で死ぬと忌まわしき予言を頂いたからだ。いろいろ試すが一向に効果がないので断食が切り札だった。

もう一つは改革請負人を仕事とする私自身の精神力を鍛え直すためだ。

 江戸末期の農政改革者として知られる二宮尊徳、つまり二宮金二郎は、千葉の成田山新勝寺に21日間こもり、断食を行なったことで改革の極意を悟ったそうだ。

この話を聞いてまさに一石二鳥だと思った。しかし、上で触れたように断食は危険だとも知っていたので、専門的に調べてみた。

 イスラム教のラマダーンなど世界中の宗教で断食が大事な宗教儀式だったり厳しい修業として位置付けられている。つまり日常とは違う神聖なものであり、大変厳しいものだと肝に銘じるべきだ。

 従って安易な気持ちで始めるべきではない。ダイエットといえども本当に痩せたいのか、なにがあってもやり続けるのか己の意志が問われる。すなわち【覚悟】がないと断食は出来ない。

 さて具体的にどうするか? まず自分は何日続けるかはっきりとした目標をたてること。何のために断食するかという動機を自分の中で明確に持つこと。さらに何があってもやり続ける意志を強く持つこと。

 その方法と注意事項は、(1)始める前に徐々に食べる量を減らす。
(2)和食や精進料理など胃にやさしいものにする。(3)はじめたら必ず水、ないしポカリスエットは一日2リットルは飲む。
(4)体に何か異常がみられたら、絶対に無理をしない。必要なら医者にいくこと
(5)断食後はやわらかい三分がゆぐらいからならす(6)すこしなれたら、お吸物や味噌汁などに徐々に変えていく
(7)絶対にやってはいけないのは、いきなり大量にたべはじめること。これをやるとリバウンドが強烈になる。断食中は体が死んだ状態になるので少しのエネルギーでも必死に吸収しようとするからだ。

私が調べたところでは、注意することは、ざっと上の項目くらいだろう。

もう一つ私が苦労したことがある。断食道場などにカンヅメになるのと違ってごく一般の日常の生活を続けながら行なったので、特に食事の誘いを断るのに苦労した。

仲のいい人ならば下手に隠し立てせず、私いま断食中なのと正直に言ったほうがいいだろう。相手が関心をもってくれることもあるが、誰かに宣言すると引っ込みがつかなくなって続けられるというのもあるからだ。

さてそれでは断食を始めてどうだったろうか?何が変わったのだろうか?

 正直、最初の二日目、三日目がもっとも苦しい。とにかく空腹との戦いなのだ。お腹はグーグーなり続けるは腹はへるは。

 この最初の難関をすぎると今度は不思議な感覚になる。四、五日目当たりからだ。それまでと違いあまり空腹感が激しくなくなる。体が慣れてくるのだろう。むしろ飲んでいるお水がまるで砂糖水でも飲んでいるように甘く感じる。

 問題は六日目、七日目以降である。妙にハイ・テンションになるのだ。高揚感が全身にみなぎり、断食していることすら忘れてしまう。

 それを過ぎると、体内に何も入れていないので確かに体のだるさもあるが、逆に魔物がとれたような全身の軽さも感じる。

 この時の感覚は不思議だ。人間が本来持っていた野性の感覚に戻るような感じ。感覚が急に鋭敏になる。五感が研ぎ澄まされる。

 特に嗅覚。日頃、視覚、聴覚ほど使っていないがこの時は犬の気持ちが分かった。とにかく町中を歩いていると普段は感じない『匂い』がそこらじゅうからただよってくる。

 そこらじゅうの食物が一斉に強烈な匂いを放ち自己主張する感じ。私たちは余り意識しないが、いかに日頃町中匂い、特にうまいものの誘惑が多いかをこの時ばかりは実感した。

 次に色の感覚。特に食物と関係するのだろうか?黄色、赤色が次々と目に飛び込んでくる。他の色は感じず、このいろのものだけをやたらと過敏に感じる。

 この時、改めて非常に大切なことに気付いた。『我々が食べる意味』だ。

 飽食の時代の今日、余ほどのことがないかぎり、意識して食事をしていない。

 食事の時間だから食べる。お腹がすいたから食べる。町でおいしそうなメニューを見つけたから食べる。友達と一緒だから付き合いで食べる。家族と一緒に食べないと怒られるから食べる。

 本当に大事な生命を維持するため、生きるために食べるということは、ほとんど意識していない。儀式や規則、慣習、誘惑、惰性、欲望、見栄などなどのために食べている。これが現代社会なのだと痛感した。


 いよいよ断食も最後の九日目、十日目。精神力との戦い、頂上まじかの山登りと同じで、ゴールを意識しはじめると最後は自分との戦い。

 ここまで頑張ってくると、やっぱり『終わったらあそこの店で○○○を死ぬほど食べてやろう』とかいう煩悩が私の中で急に台頭してくる。こうなるとやばい。今まで我慢出来ていたのに急にまたお腹がヘリ始める。

 ただしこの時の感覚は本当にお腹がへったのと違い、砂漠でオアシスの蜃気楼を見るのと同じ、幻影をみているのだ。しかも次から次から幻影は襲ってくる。

 きゃー、たまらん


 最後は寝てしまうか目を閉じるか、何も考えないか、考えても意識しないか。とにかく幻影の嵐をやり過ごすだけだ。

 断食を終える日、私は長年の親友の勤めるオフィスに来ていた。彼はコーヒーでもお茶でもなく、なんとインスタントのお吸物を出してくれた。

 なんと美味しいのだ。

 この味は強烈に頭に、体中に焼き付いている。

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 この結果、断食期間中の10日間で7Kg痩せた。86Kgと初めての80Kg台だった。しかしその後は多少のリバウンドがあった。やっぱり。

 ただしこの断食の経験は、その後のダイエットに多大なるものを残したと痛感している。

 まず第一に胃が小さくなったことだ。だから、断食後は普通の生活に戻っても、少しの量で満足できた。 第二に、空腹に耐える精神力が出来たこと。
 第三に周囲の誘惑に負けなくなったこと。
 最後に食事の意味を考えるようになったこと。生きるために食べる食事かどうか考えるようになった。

 今までは何げにムシャムシャとガキや畜生のように食べていて、満腹中枢も完全にマヒされていたが、断食はこの満腹中枢も野性の感覚に戻してくれたのだろう。少しで満腹し、満足できるようになったのだ。

 ということで、色々な要素があってこの後も痩せていったが、80Kgのところで恐ろしい壁にぶつかった。これは本当に大変な壁だ。
 これに対し、シーフード・ベジタリアン、つまり全く肉を食べない生活という武器で立ち向かうことにした。

 いよいよドラマも明日でクライマックスを迎える。


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2007年6月 6日 (水)

【健康】私のダイエット100Kg →70Kg

 最近、お痩せにやりましたねと声を掛けられることが多い。

さる5月24日のこのコーナーのブログ『【健康】健康管理の6つのS』という中で私の体重が100Kg近かったと話した。

 自慢じゃないが(自慢できることじゃない)、世の中がメタボリック症候群などと騒ぐ遥か前から、私はれっきとした折り紙つきのメタボだった。その意味では時代の最先端をいっていた。(笑い)

身長は175cmで変わってないが、体重のピークは100Kg近かったものの、今の体重は70〜74くらいの間をいったりきたり。自分としては、70Kgを切ってなんとか60Kg代にもっていきたいとおもっている。

 ピークだったのは、27〜29才ころで、44才のいまから、15年ほど前。つまり、15年間で30Kg。単純に計算すると、1年で平均2Kgづつ痩せたことになる。勿論、痩せたり、太ったりの紆余曲折を経てきたわけだが。

ただ今おもえば、100Kgから70Kgちょっとまで減らすには、当然それなりの苦労があった。今日は特に女性の方が喜びそうな私のダイエット体験記でも書いてみよう。

 そもそもなぜ太ったのか?最大の原因はDNA。すなわち両親からの遺伝である。しかし、それでも高校卒業の18才の時点で67Kg、大学卒業の23才の時点で72Kgだったから、始めからメタボだったわけではなかった。

 それからわずか5年ほどの間で30Kg近く太ったことになる。こう冷静に書いていると本当に恐くなってくる。よくもまぁそんなに太ったもんだ。

 暴飲、暴食、夜更かし、運動不足に過度のストレス。それと何より太ったことを気にしなくなったこと。人間一旦歯止めがなくなると、どこまでも暴走する。

 『太く短く、うまいもの食って生きたいように生きる。外見なんか気にすることはない。人間中身だ。』と真剣に思っていた。

 それが変わったきっかけはこうだ。30才になる少し手前のころだろう。生命保険会社に勤める友人が是非入ってくれというので健診を受けたときのことだ。

 初めて折り紙付きのメタボと太鼓判を押され、このままだと十年しないで早死にするというお墨付きまで頂いた。

 正直、ショックだった。これがきっかけで、痩せようと真剣に思った。。。といいたいところだが、独身だった私としては痩せれば女性にもてるだろうという下心も大きかったことを付け添えておこう。

 お酒が好きな私としては、それ以外のことは色々やった。過激なところでは十日間の断食をしたりもした。これについては後で詳述する。

 しかし最大の問題は長続きしないこと、それとリバウンド対策だった。

 皆さんも経験おありかもしれないが、世の中で騒がれるダイエットというのは確かに短期的には、すぐに効果はでるが、意志が弱いのか、安心してまた食べてしまうのか、その時はよくても必ずリバウンドがくる。さらにいうと、リバウンドで前より太ってしまう事も多い。

 つまりダイエットに王道はない。いかに自分に合った方法を選び、肩肘はる事無く気楽に、そして長く継続的に続けるかが肝心だろう。

 笑い話じゃないが、10日間で10Kg痩せても、次の10日間で15Kg太ってしまうのが、ダイエットの常。特に気合いを入れて決断するような時こそ危険。こういう時はリバウンドすると極度の自己嫌悪に陥るからだ。

 だからダイエットなど誰かに宣言したり、気合いを入れて、さぁやるぞなどと改めてやっちゃいけない。失敗したときの落ち込みが恐いから。

 私の経験では、一番いいのは気楽にはじめて、ダイエットしてる素振りなど誰にもみせないこと。でも自分の中では、それなりにやっている。

 『最近痩せた?』と言われたときは、『えっ、そう?特になにもしてないんだけど。』って言っておいて、影に行ってヤッターって小さくガッツポーズするっていうぐらいが丁度いい。

 第一、失敗したときのリスクは少ないし、しかも気楽で長続き出来るのが一番いい。

 絶対にやっちゃいけないのは、周囲から痩せたねと煽てられ、私のダイエット成功談などを偉そうにしゃべってしまうこと。私の経験だがこういう時に限って、恐ろしい悪魔のリバウンドが必ずやってくる。ご用心、ご用心。

 では私はどうやって痩せたのか?今思うと大きくは二つあった。一つは10日間の断食、それと3年間肉を食べなかったことだ。これについては引き続きこのブログでお話する。

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2007年6月 5日 (火)

【経営】環境を再生するコスト?

昨日お話したホタルについて、もう一つお話したいことがある。 といっても優雅なホタル狩りの話ではない。ホタルが飛べる環境をもう一度作り出そうという環境創造のプロジェクトの話だ。

 かつて松下政経塾の展開する活動の一つに地域政経塾というものがあった。これはそれぞれの地域で松下政経塾の志を共有し、地域おこしや町の活性化を図ろうというものだ。今でも何ヶ所かで活動を続けている。

当時、全国でも初めて開設したのが京都政経塾だった。入塾試験を通ってやってきたやる気満々の塾生たちだ。関西にいた私もよく指導に訪れた。

 その塾生がチームを作って取り組んだのが、『高瀬川にホタルをもう一度!』というプロジェクトだった。

 高瀬川は江戸時代に角倉了以によって、京都の中心部と伏見を結ぶために作られた、鴨川を水源とする運河。罪人を乗せて運んだ『高瀬舟』は森鴎外の小説として有名だ。いまは歓楽街を流れ、桜の名所としても名高い。

【経営】環境を再生するコスト?

 地元のお年寄りの話だと、かつては水もきれいで天然のホタルが飛んでいたそうだ。それが水が汚くなったことや護岸工事が進んで、ホタルの幼虫の餌となるカワニナという巻き貝が生息出来なくなったのだ。

 カワニナは敏感な生きものできれいな水の中で川辺に草などが生える場所を好む。このため、コンクリートで護岸を固められると途端に棲めなくなるのだ。

 高瀬川の清掃は、高瀬川保勝会という地元のボランティアが当たっている。京都政経塾のメンバーばまずこの保勝会に働きかけて協力してもらおうと、週末の清掃活動などに積極的に参加したりした。

川の掃除をしてびっくりしたそうだ。生活廃水は流されるわ、ペットボトルや様々なゴミゴミ。ひどいのは使えなくなった自転車まで。開いた口がふさがらなかったという。

 彼らの取り組みはその後も続けられたが、色々水質調査などを繰り返すと、その水源である鴨川の上流から手を付けねばならず、残念ながら断念せざるをえなかった。

 彼らは活動の記録を最終的に報告書にまとめたが、その最後にドイツの環境学者の言葉を引用した。

 『環境は一旦破壊されると元に戻すのは極めて困難だ。破壊したときのコストの実に30倍のコストが元に戻すのにかかるのである。』と。

生活廃水やゴミを捨てることで、その時は手間が省けたり、廃棄費用が節約できるように見えても、一旦破壊された自然はその30倍のお金をかけないともとにもどらないのだ。

何十年もかけて汚染を蓄積してきた高瀬川をいきなりもとに戻そうにも、必要となる費用は計りしれないということだ。

 この環境にまつわるコストが一つの企業を崩壊の淵に追いやることもある。アメリカの有名な電池を作っている会社で実際あった話だ。

アメリカでも有数の品質価格を誇る同社の製品。株価も高く市場からの評価も高かった。ただしこの会社の見過ごしたのは長期的視点と環境への配慮だった。
その周辺の水源は、良質な製品を作るには最適のものだった。しかし、短期的な利益だけが評価される経営者は、この工場から出される廃棄物をここの土のなかに捨て続けたそうだ。

やがて何年もの後、すっかり土壌は汚染されてしまった。そしてあろうことか、良質と思われていた水源までが汚染され、結果として、製品の品質も悪化し経営危機においこまれたそうだ。

この手の話はよくブーメラン効果と呼ばれる。つまり遠くに投げたつもりのブーメランが自分のところに戻ってくること。すなわち自業自得ということだ。

しかし、この話の場合事は簡単ではない。被害をこうむったのはこの会社だけでなく近隣のすべてがまきこまれたのだ。

 さらにこれを元に戻すには電池会社の儲けたお金の30倍のお金がかかるのだ。一体誰がどう払うというのだ。

昔から、覆水盆に帰らずという言葉がある。一旦こぼしてしまった水をもとのお盆に戻すことが出来ないということだ。

 一般の企業会計は一年単位だが環境を配慮した、環境会計だとその会社の生涯通じた会計になる。

そろそろ企業経営も、短期的、表面的、一面的視点からだけの味方を卒業しないと、地球というかけがえのないものをうしなってしなうかもしれない。

その時、誰が30倍のコストを払えるだろうか?

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2007年6月 4日 (月)

【自然】懐かしいホタルの思い出

 先週の土曜日の夜、万博記念公園にホタルの夕べを見にに行ってきた。1970年の大阪万博跡地が今は立派な公園になっている。その中に広大な日本庭園があり、そこで催されたイベントだ。

 広い敷地に流れる川や滝。水辺で乱舞する無数のホタル。と、ポスターにあり思わず出掛けることにした。

 ここのホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルがメインだ。最近よく都会のホテルでやっているように余所でとってきたのを放すというのでなく、ここの地で自生しているものだそうだ。

10年前、滋賀県の山中でとってきて放したものが、この日本庭園の自然環境にピッタリ合い、毎年繁殖を繰り返しているのだ。

 前宣伝に釣られてやってきた私だったが、子供のときのように思わず歌いたくなってしまった。

 『ほー、ほー、ホタル来い。あっちの水はからいぞ。こっちの水は甘いぞ。ほー、ほー、ホタル来い。』と。

 誤解がないように申し上げておく。決して童心に帰って歌うのではない。 人が余りにも多すぎて、全然ホタルが来てくれないからだ。

 『本当、冗談じゃない。どこが無数のホタルが乱舞だ!一匹、二匹じゃ乱舞じゃないだろう!責任者出てこい。』と思わずノドもとまで出かかってやめた。

 都会に育ってホタルなど見たことのない若い家族ずれやカップルがあふれかえっていた。そこらじゅうで大声はあげるは、カメラのフラッシュはたくは、これじゃホタルも優雅に夜空を舞おうなんて気になるまい。

 第一、ホタルの身になって考えていない。長い幼虫の時代を乗り越えて、やっとの思いで成虫になったのだ。しかしその寿命ばわずか一週間から十日間。この間、水しか飲まない。幼虫時代に蓄えたものだけで堪え忍ぶ。

 やる事はといえば後世に子孫を残すための繁殖活動だ。つまり、あの幻想的なほのかな灯りでふわりふわり飛ぶのは必死に異性を求めているサインなのだ。時折、全員が点けたり消したりをシンクロさせるのはそのためだ。だから、周りがうるさかったり、明るかったりするのには大変デリケートなのだ。

(後の方で多少何匹かまとまって飛ぶ場所はあり、怒りはおさまったたものの) 乱舞するホタルでなく、ホタルを見て乱舞する見物人の背中をみて、すっかり興醒めしてしまった。

 しばらくして気持ちが落ち着いた。帰りの家路につく途中にふと懐かしいホタルの思い出を思い返していた。

 あれは十年近く前の話になる。当時私の友人が徳島県でツアーガイド誌のライターの仕事をしていた。その折、まだ誰も知らないホタルの穴場があるということでいってみた。

 四輪駆動のアウトドア車で山中を走ること二時間あまり。まわりは、それこそ灯り一つない、人っこひとりいない川原だった。車のライトで辛うじて確認できる程度だ。

 自然観測にかけては徳島でも有名な彼は、我々に静かにすること、明かりはつけないことを注意し、キャンプの準備をはじめた。

 川原にゴザをしき、持ってきたお酒やつまみの準備を始めた。まわりはすでにホタルの乱舞が始まっていた。

 ショーに気を取られつつも酒席の準備を急いだ。はやく自然が織り成す最高のディナーショーを始めたかったのだ。

 小さな声で乾杯すると、我々はしばし夜空を見上げ無言で酔い痴れた。言葉に出来ない、筆舌に尽くしがたいとはこのことをいうのだろう。この世のものとは到底思えなかった。

 夜空の空気は澄み渡り、六月上旬なのに少し肌寒い。清流のせぜらぎが、心地よいBGMだ。

 ホタルのお陰で久しぶりにゆっくりと夜空を見上げた私たちは、空一杯に広がる満天の星空もしっかりと目に焼き付けた。

 なんといっても、手付かずの大自然の織り成す空前のディナーショーを私たちだけで独り占め出来る最高の贅沢を思いっきり満喫したのだった。ああ生きてて良かった、生まれてきて良かったと心の底から感じられた瞬間だった。

 思い出に酔い痴れてボーとしていたが気付くとベランダでタバコを吸っていた私。ふと現実に戻り思わずひらめいた詩だ。

 〜ホタルの夢に
   酔い痴れて
    夜空に悲しき
     ホタル族〜


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2007年6月 3日 (日)

【モバイル】モバイル人間、進化の歴史

 さて、先週から突然始まった特集『モバイル人間、進化の歴史』。(書いてるうちに面白くなったので、なりゆきで特集にしてしまったのだが。。。)

 25年前のパソコンから始まり、固定回線の遅い速度の時代、重たいノートパソコンの時代。

 そして携帯電話の登場。携帯メールの活用、iモードの徹底活用、インターネットなど携帯の高度利用とその歴史は続いた。

 今回のこの特集は、私自らがこの25年間(ドッグイヤーなら200年くらいかな?)、どのようにモバイルに苦労し、どのような技術でそれを克服し、どのように進化してきたのかを具体的な体験談を交えて分かりやすくお伝えしたい。

名付けて、〜パソコンから携帯へ。固定からモバイルへ。自伝的技術体験談〜。

 さらに具体的なノウハウ、技術などについては、すぐにでも皆さんにはじめてもらえるように、参照先、連絡先などの情報もどんどんとお伝えしていく方針だ!

 さて、特集は下記のラインアップで組んでいくことにしたい。

 【注意】ただし一つお断わり。このブログの性格上、多くの方々に様々なジャンルの話題を気楽にお伝えしたいので、特集ばかり連続させることはしない。
一週間に一本か二本、不連続でお届けするのでこうご期待!

 特集だけ続けてお読みになりたい方は、表題に【モバイル】とつけてあるので、目印にしていただきたい。それでは是非お楽しみ頂きたい。

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特集『モバイル人間、進化の歴史』
〜パソコンから携帯へ。固定からモバイルへ。自伝的技術体験談〜
(全15回、不連続シリーズ)


【第1回】モバイル人間になろう!(2007年5月31日既報)

【第2回】PCメールを出先から送受信〜メール転送機能
(2007年6月1日既報)

《今後の予定》
【第3回】驚き65才の父が携帯メールを!〜キーボードに慣れる

【第4回】携帯でネット検索が出来る!?〜Googleモバイル

【第5回】携帯活用サイト私のBest 10〜iモードメニュー

【第6回】携帯で中日ドラゴンズを応援〜Yahoo!掲示板

【第7回】パケット代を安くする〜パケホーダイ

【第8回】iモード達人への道

【第9回】メールボックス知的活用術

【第10回】携帯メールを強力にする〜リモートメール

【第11回】コンビニのFAXがプリンタに〜クロネコFAX

【第12回】携帯からインターネットを直接見る〜Jigブラウザ

【第13回】出先から自分のハードディスクが使える〜FTP

【第14回】ネットカフェは最高のオフィス〜PCと携帯の連携

【第15回】終章〜モバイル人間の明日


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