【雑感】『立場変われば。。。』
昨年の5月にお酒を辞めて丁度一年になる。その後お陰さまですっかり健康にもなった。
お酒を飲まない生活にもすっかり慣れた。
しかし、面白いものである。お酒を飲まなくなって新しく気付くこともたくさんある。
先日こんなことがあった。あるクライアントから依頼のあった仕事で合宿形式の研修の講師を行った時のことだ。
研修が終わり、懇親会が始まり無礼講の宴会になった。私はいつものように烏龍茶を飲んで、酒席を楽しんでいた。
お酒なしでの酒席のお付き合いはもう慣れていて特に変わったことはなかった。
しかし問題はこれからだった。二次会で盛り上がろうということで有志が別の部屋に移り大宴会が深夜まで続いた。
次の日の準備があるので私は失礼して出席しなかった。
ところがこの宴会場があろうことか、私たちの部屋のすぐ隣なのだ。なんという不運!
さらに受講生と仲良くなるために四人部屋の和室をお願いしていた。
建物の作りが昔のものなのだろう。壁が薄く隣の宴会がまる聞こえなのだ。
ただ宴会の音については当初予想していただけに、我慢もできたが、問題はそれ以外にあった。
それは同室の人間の『いびき』のひどいこと、ひどいこと。
よく自分のいびきで起きてしまう人がいるということを聞くが、おそらくそれ以上だろう。
地響きかゴジラが吠えているかのようだ。
実はこの時、私も他人の批判は出来ないなと深く反省させられたのだ。
おそらく一年前なら宴会の輪の真ん中で一番最後まで大騒ぎしていただろうし、また酔って大きなイビキをかいて他の人たちに迷惑をかけていたからだ。
酔っぱらっている自分自身はすぐに寝入ってしまい、他人のイビキなど気にもならなかったが、今は全く立場が逆転してしまっている。
『立場変わればいうことが変わる』とは世間ではよくあることだが、まさか自分自身がこうした形で経験するとは思いもよらなかった。
かつての自分自身を振り返り、大いに反省させられる1日だった。
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