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2008年2月10日 - 2008年2月16日

2008年2月11日 (月)

【教育】一休さんのとんち寺〜知る人ぞ知る受験の守り神〜

 世は受験シーズン真っ最中である。私も思い出があるが正直大変だった。受かるかどうかという不安のなかで大変な闘いだった。

 当の本人もさることながら親御さんやご家族はもっと大変だろう。家族の中に一人受験生がいるとそれはもう気の使い方は半端ではない。

 もの音をたてるのも憚られる。『すべる』、『おちる』などという言葉も厳禁だった。

 それほど受験というのは本人だけでなく家族中が大変な思いをして過ごすものである。

 神社でお百度をふんだり、お守りを買ったりとこのときばかりは『神頼み』したくなるのも頷ける。

 一般に受験の神様といえば、菅原道真公をお祀りした『天神様』や『天満宮』が大変有名である。

お守り一休寺のお守り

 しかし今日皆さんにご紹介するのは、まだ全国的には有名ではないが、受験には大変ご利益があるという知る人ぞ知る守り神である。まだ知っている人が少ない分ご利益は絶大かもしれない。

 ここは通称『一休寺』として親しまれているが、正式には酬恩庵と呼ばれる。

 この酬恩庵は康正2年1456年に荒廃していた妙勝寺を一休が再興したものである。

お寺の石碑

 一休寺は、京都市から少し南にある京田辺市にある。交通手段としては、JRの京田辺駅からタクシーで15〜20分くらいのところにある。

 一休さんがこの酬恩庵に住まわれたのは、室町時代中ごろの、1456年(康正2年)の、63才のころだった。

 そして、同じく室町時代の1481年(文明13年)11月21日、88才で亡くなられるまでの25年間住んでいたことになる。

紅葉の参道紅葉の参道

 京都の紅葉の名所と言えば、嵐山、東福寺、大原三千院などが有名であるが、ここ一休寺も隠れた紅葉の名所として知られる。毎年11月下旬が見頃を向かえる。

紅葉のお庭紅葉のお庭

 『一休さん』といえば、かつてテレビで東映アニメーションとして大変な人気だった。

アニメ一休さん

 『一休さん』はもともと小松天皇の皇子である千菊丸。母と別れて安国寺の小僧、一休として修行の道に入った。

 毎朝日の出前に叩き起こされ、厳しい修行に泣きべそをかき、お母さんが恋しくても、夕焼けの空に「母上様」と呼んでみるしか出来なかった。

 テレビアニメはそんな一休さんが毎回おこる無理難題にとんちで答えを出すというものだった。

 放送当時まだ中学生くらいだっただろうか?今度は一休さんはどんなとんちで問題を解決するのか……?大変楽しみに見ていたものだ。

 このアニメは、1975年10月15日から1982年6月28日まで全296話に渡り放送された長編シリーズ。

一休写真禅僧一休宗純

禅僧一休宗純の子供時代をモチーフにしており、桔梗屋や将軍様が繰り広げる珍騒動をコミカルに描いている。

一休さん

 とんちを働かせる時に、あぐらをかき、指で側頭部に2回円を描いてから座禅を組み、木魚の音をバックに考えるシーンが印象的だった。

 さてお亡くなりになるまでの約25年間、一休寺は晩年の住み寺となったこの酬恩庵一休寺。

 ちなみに有名な大徳寺納豆はもとはこのお寺で作られたものである。

 このお寺で亡くなられた一休さん。お墓は「慈揚塔」と呼ばれ、今は宮内庁が御廟所として管理している。そのため残念だが、門から中に入ってのお詣りは出来ない。

 山門をくぐり入場券売り場を過ぎるとすぐ右手に見えてくる。皇室のお墓だけあって菊の御紋が門の表に飾られている。

皇室の霊廟一休さんのお墓

 ご本尊の一休さんは大変立派で神々しい。長年の修行の末に到達したお姿なのだろう。

ご本尊

 このお寺は京都市内からもかなり離れているので完全な穴場になっている。こじんまりとまとまっているが、中には資料館もあり割りに見ごたえもある。

 一休さんは書の達人としても有名であり、資料館の中には一休さん直筆の書も数多く展示されている。

お茶

 静かな境内の中ではお抹茶のおもてなしもある。都会の雑踏から離れ心を落ち着けるには素晴らしい場所である。

※お問合せ一休寺まで

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2008年2月10日 (日)

【教育】本物の教育の勧め〜学習学とは何か?

 先日昨年亡くなった義父の法事に出席したときのことだ。

 来年小学校に上がる小さな子供にこう尋ねた。『来年から小学校だね。今から楽しみだね?』と。

 するとこの子は少し嫌そうな顔をしてこう答えたのである。『いやだよ。学校なんて。』と嫌なこと我慢しなけらゃいけないんでしょと言わんばかりだった。
 2008年2月8日付、英国各紙は、ケンブリッジ大学のロビン・アレクサンダー教授らがまとめた調査結果を報じた。

 調査は日本やフランスなど22ヵ国の子供たちを対象に行われた。

 英国ではなんと4歳から公共の教育が始まる。日本の場合、義務教育の開始は7歳か8歳なので3年も早いのだ。

 あまり早いと豊かな子供の情操が育たないだろうと危惧されるわけだが、事実この調査によると11歳までの英国の児童の成績は他の国より劣ると言われる。

 教授らのレポートによれば『早期教育が子供の後の成功にとって有益という仮説は裏付けられなかった』と結論づけている。

 この報告書では、幼いころから勉強を強制されることで『学習意欲を失うマイナス効果が考えられる』と指摘している。

 『勉(つと)めて』、『強(し)いる』と書いて『勉強』と読むように、とかく管理がゆきゆぎた学校教育は過度の競争と子供を画一的な枠に嵌め込む点で、明らかに子供の才能の芽をつんでしまう。

 教育問題がマスコミで騒がれて久しい。テレビの金八先生を初めて、多くの教育ドラマが作られた。

 しかし問題点の指摘はあっても、こうしたらいいという具体的な内容は全く示されて来なかった。

 しかしこれに対して、具体的な解決策を表したのが

本間正人さん(ラーノロジー代表 松下政経塾三期生)の提唱する『学習学』なのだ。

 以下は彼のホームページからの引用である。

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【学習学とは?】

「人生から学び、人として成長する・・・」 それが学習学の理念です。

 人が、人生の中で学習することは、様々な側面を持っています。古来、教育の目標として「徳・知・体」の健全な発達が掲げられてきましたが、学校教育の現場では、知育に偏った取り組みが多くみられてきました。

 もちろん、言語、論理、計算、記憶など「知」の分野の発達も大切ですが、「感性」を含めて「徳・知・体・感」のバランスのとれた成長が大切です。

 ここでいう「徳」とは、「特定の価値観を押しつけること」ではなく、コミュニケーション能力を高め、自己理解と他者理解を深め、協力関係を築いていく力などを指します。また「体」には「走る、跳ぶ、手先が器用、身体がしなやか、持久力、リズム感、健康管理」などの「ちから」が含まれます。

 そして「感」は、「外部環境からの刺激を、直接、五感を通じて受け取る」という「生命としての根本的な機能」であり、さまざまな芸術や音楽として表現し、自然との一体感を味わう、といった「ちから」を含みます。

 学習は「生きるエネルギー」が外に向かって発揮されること。ところが、外から「勉強しろ」と強制されすぎると、内側からの自然な学習意欲が減退してしまいます。学習学は、人が本来持っている学習力を活かして、自ら成長していくように、側面からサポートする発想に立ちます。

 学習とは「外部環境を認識し、環境に自らを適合させ、可能性を開花させる」一連の営みをさします。

 そもそも「学習」とは「外部環境を認識し、環境に自らを適合させ、可能性を開花させる」一連の営みを指します。それは、人間だけでなく、生物に本来備わった「生命の根本的なプログラム」と言えるでしょう。

 ただ、人間は、言語を持ち、コミュニケーションを磨いて「お互いに学び合う」技術を、飛躍的に発展させました。そして、それにより、地球上で他の動物を圧倒するほどの高度な文明を築くことができたと言えるでしょう。

 個人も、組織も、国家も、成功の陰には、「学習」があります。

 そして、人類にとって、最大のフロンティアは、人間の内側にあります。

 学習学は、人の持つ無限の可能性をひらくための学問であると言えるでしょう。

 学習学は、「人間にとってのあらゆる学習」に共通する考え方、学習を促す手法を探求し、具体的な方法論を提案していきます。

 人が学習する領域はきわめて広い訳ですが、「人間にとってのあらゆる学習」に共通する効果的な学び方や原則があると考えられます。たとえば「個人が持っている経験を活かす」とか「一人ひとりの学習スタイルに合った学び方をする」、「その人にとってベストの学習方法は色々試した後に事後的にわかる」などは、どんな学びについても、あてはまる原則と言えるでしょう。

 また学習の基本は、自ら発意して行なう自己学習ですが、自分一人だけで学ぼうとすると、つまずいたり、枠を越えられなかったりする場合があります。そこで、指導者の役割が重要になります。

 従来の「教育学」では、教師(ティーチャー)が、知識を教える活動が主でしたが、「学習学」では中心的な役割は学習者自身が担います。その上で、1対1で指導する「コーチ」や、集合学習の場を整え、学び合いを活性化する「ファシリテーター」が、側面から学習を促進する形になります。

 「学習学」は、さまざまな学習に通じる具体的な方法論を提案していきます。
「教育」と「学習」とは、ベクトルの向きが逆です。「教育」は「外から内への働きかけ」、「学習」は「内から外への働きかけ」なのです。「教育学」と「学習学」のアプローチの違いをまとめてみましょう。

 これまでの教育学のアプローチは、社会の変化のスピードが緩やかで、未来が予測可能な時代には有効なものでした。「正しい知識」「正しい解答」が決まっていて、個人の能力を試験によって評価する手法は、既成の知識の体系を効率良く身につけていくためには合理的だったと言えるでしょう。

 ところが、外部環境の変化が急速に起こり、日々、新しい状況を認識し、機敏に対応していかなければならない、現代社会においては、自ら目標を持ち、自ら問いを発し、自ら行動を通じて体験的に学び、総合的に成長していくアプローチが求められます。

 与えられた試験で高得点を取る能力も大切ですが、むしろ、一人ひとりが出題者になって、自らの人生の中で答えを探究していく方が、個人の成長、社会の発展、そして、人類の進化につながるのではないでしょうか?

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【教育】我が子を天才に育てるコツ〜落合博満の名著「コーチング」

 かつて植木職人の名人と呼ばれる方のお話を聞いたことがある。

 このお話が我々人材育成や教育に携わる人間にとって大変興味深い。

 『植木というのは植えてから二年間は水をやったり、肥料をやったりと手をかけて育てます。』と。

 さらに続けてその本質を説いている。『二年経ったら、あとは全く手をかけることがなくなる。

 本来植木は自分自身で成長していく力をもっている。だからこちらがやることは‘見守る’こと。この愛情を持って暖かく見守ることが一番大事なことです。』と。

 さる2008年2月3日のブログ記事はもうお読みになっただろうか?幸田ヘンリー著の『天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール』について書いた訳だが、その中に天才を育てるための7つのポイントを書き記した。

 その中に『●ルール1 無条件の愛で包む』というものがあったが、これなどはまさに『子供を暖かく見守る』ということに深く通じている。

 そしてこの見守る、すなわちしっかりと観察し、そして困った時にはいつでも相談にのれるようにいつでも準備していてあげる。

 落合監督はこのことを誰よりも知っている。天才は天才を知り、また天才を育てる方法も心得ているのだ。

 『プロに入ってくるぐらいの選手になれば皆、基本的に素晴らしい素質をもっていて当たり前。

 あとは教えるこちら側の問題。才能を伸ばすも、つぶすも周りの指導者次第なのだ。』と落合監督は語っている。

 また彼自身が自分が受けた指導の中でも鉄腕とおそれたれ先日お亡くなりになられた、稲尾和久氏に心服しているのだ。

 彼はロッテ時代から面倒を見てもらっていた稲尾和久を師と仰いでおり、唯一彼が無条件で従う人物といわれる。

 落合監督が現役時代、室内練習場で長時間にわたるバッティング練習を終えたところ、落合の指が感覚を失い、バットから離れなくなってしまう事態になった。

 その時、物陰から姿を現し、指をゆっくりとバットから離してあげた人物が稲尾だった。稲尾は落合の練習をずっと見守っていたのである。落合の稲尾への私淑はこのときがきっかけだという。

 このことは、日本におけるコーチングの第一人者として知られる本間正人さんが提唱する最新の教育理論『学習学』(Learnology)の基本理念にあい通じる。

 つまり子供は本来自ら学びたい、成長したいという可能性と基本的な欲求がある。そこで型にはめる、ただそれだけでなく、こうした本人の可能性を伸ばしてあげるのが本来の教育であると。

 この教育の本質について書かれた落合監督の名著がある。私も指導者教育の必読図書として活用させていただいているのが下記の本である。

 この本は極めて痛快な本である。なぜなら普通のビジネス書と異なり、落合監督が自らの経験をつづったものなのだ。

 だから普通のビジネス書ならば『こうこう、こう育てなさい。』と言うところを逆に『手を加えてはダメだ。』と全く反対のことが書かれているのだ。

 さらに我々に馴染みの深いプロ野球の事例ばかりで大変分かりやすいのである。

 いずれにせよ、天才落合が綴った教育論の決定番。皆さんもじっくりその本質を味わって頂きたい。

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■『コーチング―言葉と信念の魔術』 落合博満 著(ダイヤモンド社):出版年2001年8月、ISBN 4-478-72021-5、価格1500円
落合博満〜コーチング

【目次】
はじめに〜三冠王を育てた“見ているだけ”のコーチング

第一章 教えるのではなく学ばせる
〜押し付けない。ヒントを与える。「自分で育つ」ためのコーチング

第二章 指導者とは何か
〜成果主義時代の今まさに必要とされる真のコーチ像

第三章 選手(部下)をダメにする選手言葉の悪送球

〜上司失格。若き才能や可能性の芽をつむ禁句集


第四章 組織の中で「自分」を生かす術
〜三冠王はこうして生まれた。結果を出し自分を高める方法

第五章 勝ち続けるために自分自身を鍛えろ!
〜仕事のプロとしての自覚と自信を手に入れるための「思考」


【出版社/著者からの内容紹介】
野球好きなら誰もが知っている名打者、落合博満によるコーチングの本。落合自身が初めて受けたコーチングの経験や自分が教えた経験をもとに、人を育て、伸ばすための心得やコツを説いている。
落合というと、とかく個人主義的なイメージばかりが強調されがちだが、実は現役時代の落合は、投手がピンチに陥ればすかさずアドバイスをしにマウンドに駆け寄ったり、同じチームの打者がスランプに陥っていれば相談に乗ったりと、コーチあるいは兄貴分としても重要な働きをしていた。結果、「落合効果」という言葉が生まれたほどだ。
本書では、その落合の名コーチとしての側面を垣間見ることができる。あくまで個を伸ばすことに主眼を置き、裏方に徹する姿勢や、短所を指摘するのではなく長所を伸ばすことに注力する方針、手取り足取りのやり方を否定し、選手の自助努力を促す姿勢などにマネジャーが学ぶことは多いだろう。
 また、個人が組織の中でいかにして付加価値を高め、能力を発揮していくべきかという点にも言及している。チームを何度も優勝に導き、自らも2年連続三冠王をはじめとする偉業を成し遂げた落合だけに、その言葉には説得力がある。
成果主義、雇用流動化の時代には、これまでのようなトップダウン式の教育・指導方法は通用しない。 本書は、現在注目を集めるコーチングの基本を説いた本として、「部下から質問されるまでは、じっと忍耐。部下自身が体でつかみ取るのを待つ。自分で考える事のできる人に育てる。」など、また上司と部下双方の視点を示した本として、意義のある1冊である。(土井英司)

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