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【メタボ克服奮闘記】
《A.データ編》<A-3>体脂肪率とBMI
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『メタボ克服奮闘記』
昨日は詳細の推移データを分析したが本日は、体重、ウエスト、体脂肪率などの主として、『身体データ』についての分析・考察ならびに今後の課題についてみてみることにしよう。
皆さん、ご承知のようにこれらの数値は直接、血圧や血糖値などの数値に影響を及ぼすため、『メタボ克服』のためには大変重要な数字だ。
下の報告書にも述べているが、私の場合、途中から定期的に体脂肪率のチェックを心がけた。
これは単に体重の増減だけ見ていると内蔵脂肪のような、血圧や血糖値などへの重要な要因が見過ごされてしまうからだ。
私はOMRONの体スキャンで測定することにしているが、毎日だとデータが多くてつらいので、毎週土曜の朝、測ることにした。
以下はその詳細だが、ブログにしては少々堅い書き方をしているのは、毎月必ず記入し、家族や医師に対して、定期報告をしているレポートをそのまま載せているからである。ご了承賜りたい。
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◎宇佐美泰一郎の各種身体・健康データの推移 (『月次検診報告書 2007年9月号《非公開》』より)
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【身体データ】
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《07年5月》→《07年9月》
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(1)身長(cm):175→175(±0)
(2)体重(kg):75→67.8(▲7.2)
(3)ウエスト(85cm以下):91→78(▲13)
(4)体脂肪率(25%以下):28→19(▲9)
(5)BMI *:(25以下)24.5→22.1(▲2.4)
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《分析考察と今後の課題》
(1)身長
175cmで4ヶ月前も現在(2007年9月3日時点:以下単に「現在」と表記)も変化はない。ちなみに1980年(18歳)以来175cmで一定である。
(2)体重
体重は4か月前も75kgでBMIが「標準体重」(18.5以上25未満)とされるぎりぎりの24.5と肥満の一歩手前の数値だったものが、現在の時点で67kg=22.1とほほ゛国際機関が推奨する『理想体重』(BMI=22)となった。(注:日本肥満学会(2000年)が提唱する肥満判定基準)
この点については、今後は油断することなく、しっかりとこの水準を維持していくこと。さらに体重は現状を維持しつつ、体力や筋力を増強し、病気に対する強い抵抗力を培い、より健康の増進に勤める必要がある。
(3)ウエスト
4ヶ月前に、91cmだったものが現在は78cmと4ヶ月でマイナス13cm減少。厚生労働省が定めるメタボリック症候群の規定が、ウエストサイズ85cmとなっていることから、それと比べると7cmクリア出来たことになる。
これは4ヶ月前のBMIが24.5と肥満の基準以下でありながら、体脂肪率が28%と大きく肥満の領域にあったことから、明らかに内蔵脂肪による『脂肪肥り』の状態にあったものが、改善されたものと見られる。
これが体重の減少幅(▲8kg)に比べ、ウエストは▲13cm、体脂肪率が▲9ポイントと大きく、このことで単に体内の水分のみを短期間に減らす減量でなく、内蔵や体全体に付着し蓄積した脂肪を燃焼したことによる減量に成功したものと思われる。
ただし現在の体脂肪率は19と標準のレベルの入り口にかろうじて入ったに過ぎない。そこで今後は単にウエストの数字にこだわることなく、体脂肪率をどんどんさげ、基礎代謝、骨格筋率を向上させ、より強固で柔軟な『質の高い健康状態』がより一層求められる。
(4)体脂肪率
4ヶ月前は28%であったものが現在19%となった。これは上記でも触れたが、一般に「高い」と判定される25%以上、「やや高い」とされる20%以上〜25%未満
、さらに「標準」とされる10%以上〜20%未満、そして「低い」とされる10%未満の基準値と比べると、「高い」の判定にあったものが、「やや高い」からさらに「標準」の範疇に入ったと判定できる。(注:Loman(1986)および長嶺(1972)によって提唱されている肥満判定の基準値)
これは体重の変化だけに着目するだけでなく、今回のケースのように、糖尿病、高血圧など生活習慣病を克服するための減量の場合重要なポイントとなるだろう。
(5)BMI
肥満の国際的な客観的判定指標であるBMIの値は、4ヶ月前が24.5に対し、現在は22.1と2.4ポイントの改善が見られた。
BMIの判定基準は、『理想体重』を22とした上で、18.5未満を「低体重」、18.5以上25未満を「普通体重」、25以上30未満を「肥満(1度)」、30以上35未満を「肥満(2度)」、35以上40未満を「肥満(3度)」、40以上で「肥満(4度)」とされている。(前出:日本肥満学会(2000)による。)
これによれば4ヶ月前は24.5であり「肥満」一歩手前のぎりぎりの「標準体重」だったものが、現在は22.1で「普通体重」の範疇にあり、ほぼ『理想体重』そのものになった。
このことにより、身長、体重のバランス上は理想の体重が実現されたわけだが、またいつリバウンドが発生しもとの体重に逆戻りするとも限らない。まだまだ油断は禁物であり、より一層の努力が必要である。
そのために今後は従来の魚介類、野菜中心の食生活を継続し、極力豚肉・牛肉などの肉類、牛乳・バターなどの乳製品や卵などを控え、白米・玄米などを今よりたくさん食べることでより体力アップを図る。
さらにウォーキング、自転車などの適度な有酸素運動を行い、下半身を中心とした筋力の増強により体脂肪率の一層のダウン、ウエストの絞り込みなど筋肉質のより健全な肉体の実現、体力のアップ、持続力の維持向上にを図る必要がある。
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【注意】
※身体データ(身長除く)は、2007年5月7日、2007年9月3日自宅で測定したもの。
※体重・体脂肪率の測定条件は、【体重測定器】TANITA 1609(デジタル)、【体脂肪率測定器】OMRONカラダスキャンHBF-357、【測定場所】自宅洗面所、【測定時間】毎日AM8:00
* BMI(Body Mass Index:体格指数)とは肥満度を判定する国際的な基準。BMIが22が理想とされる。25以上が肥満とされ5ポイント増える毎に肥満度(4度)まである。日本肥満学会(2000)による。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が計算式。身長175(cm)、67.8(kg)の私の場合、67.8(kg)÷1.75(m)÷1.75(m)=22.1となる。
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《メール報告書の有難さ》
皆さん、『ブログなのにえらいかたい文章だな』とお怒りにならないでくださいね。
というのもこの報告書『『月次検診報告書』というのは私がメタボを克服できた成功した秘訣のひとつだからです。
実は今年の5月だったのですが、最初に申し上げたとおり、糖尿がひどくなり病院(千里山病院 大阪府吹田市)にいったときのことです。
(前にも少し言ったのですが)、その前の病院で、死刑宣告に近い診断を受けた直後のことでした。
家族がそれまで私の体のことを大変心配していてくれました。
また私自身もすべての記録データを保管して自己管理したかったので、携帯電話のメールの機能を活用することにしたんです。
まず毎日の血圧(最高・最低)、体重を測り携帯メールに入力し保存。さらに毎日のデータを追加して、記録・保存しておきます。
さらに月に一度病院に行きますね。そこでの検査(血液、尿ほか)の数値結果と医師の診断処方の結果を、病院を出て薬をもらった後、どこかの喫茶店で40〜50分かけて携帯に入力します。
メールが打ち終わったらその場で家族など関連する人たち全員にメールをしていたのである。
まさに一石二鳥というかこれは実に時間もかからず、効果が大きかったですね。詳しい報告書の作成手順やノウハウは来週ご紹介することにしよう。
《各種数値の見方》
さて、次に大事なのは各種数値をそれぞれ単独で見るだけでなく、複合的に見ていく大切さである。
詳しい数値の分析は、上に書いた通りだが、正直今回の取り組みを行う四ヶ月前まではBMIも体脂肪率も言葉を知っているだけで、計算したことも、測ったこともなかった。
ところが上の報告書のように体重は順調に減っていて、喜んでいたものの、肝心の体脂肪率はさがっておらず、結果的にメタボの元凶である体内に蓄積した体内脂肪の削減は意識できなかった。
BMIを計算し、目標体重を段階をおって設定すると同時に、体重、ウエスト、体脂肪率を総合的にみながら、目標のBMIに対しどこまで近づいたかという視野の広い総合的な見方が必要だ。
《体脂肪率の測定》
さてそこまで分かると、あとは毎日の測定・記録・分析・診断・対策をいかに習慣化するかがのこっている。
ところで皆さんのご家庭で体脂肪計をお持ちのご家庭はどのくらいあるだろうか?わたしの周辺はまだまだ少ない。家にないのに測りようがない。
たまたまうちには妻が勤めている会社が社員の健康管理ようにただで配ったものがあったのでそれをつかった。
しかし仮に家にあってもはっきりいって面倒だった。

左の絵が一般的な体脂肪計である。かなりおおがかりに計測しなければならないので私も毎週一回土曜日の朝時間に余裕のあるときにしか測れなかった。

しかしその下の絵のように、手のひらに可愛くコンパクトに収まる体脂肪計がある。
これはかなり優れ物である。私も最近知ったのだが、ボーリング場のラウンドワンが景品で配っているものでストラップになっているのでどこへでも持ち運びが出来るし、いつでも好きな時に体脂肪が測れる。
一般にも市販されているだろうが、ボーリングで体力作りにも役立ったので一石二鳥。私などはこの体脂肪のプレゼント欲しさに何度も通ったわけである。
さて本日は以上で終わり。あしたはついに血圧、血糖値などの分析をおこなうことにする。
※【お問合わせ】ラウンドワン2回来場体脂肪計プレゼントコーナー●期間:2007.9.1〜10.31まで
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【参考文献】
オムロン体重体組成計『カラダスキャン』HBF-375活用ハンドブック
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